
2015年09月10日
腺筋症に対するUAEについて


BEFORE
筋腫は筋肉の線維でできたコブみたいなもので
腺筋症は子宮の筋肉内に内膜の組織が
はびこり子宮筋層そのものが腫れた状態。(いわゆる子宮内内膜症)
筋腫ならほぼ確実に梗塞に至らせる事が出来ると説明できますが
腺筋症となるとやってみないと解らないというのが本音でした。
初期の頃は満足のいく梗塞率も3割程度だったんですが
徐々にコツを掴み可能な限り塞栓子を細かくしてギュウギュウ詰めにする感じで
梗塞率も上がってきました。。。
そして新たな塞栓剤のエンボスフィア 500μ〜
塞栓術後で黒い所が枯れた腺筋症の部分。(内膜症の部分)
以前から感じている事ですが
腺筋症も事前に 塞栓術が効くタイプがなんとなくわかってきた様な気がします。
瀰漫性に全体に腫大したタイプよりこの症例の様に部分的に腫大したタイプが効く。
健常部と病変部の血管の形態が明らかに異なるからだと思います。

AFTER
黒い部分が梗塞して枯れた内膜症の部分。。。
"劇的に生理痛と出血の量が減って信じられないです。。。“
貧血も改善したみたいでとっても元気。
最初は全摘術しかないって言われてたんですよ〜。
今日も来る前に契約取ってきましたよ〜。。。"
と営業マン違うウーマン。
最初にお会いした時の表情からは信じられない。。。(^_^;
Posted by グッシー at 15:24│Comments(0)
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